私達の取り組み
第53回関西財界セミナーを開催
2015年2月6日
関西財界セミナー

第53回関西財界セミナーを開催

・623名が参加。宣言を採択。


第 53 回 関西財界セミナー宣言

われわれは、第53回関西財界セミナーにおいて、「持続的な成長への挑戦 ~一極集中の是正と関西が持つ強みの発揮~」をテーマに議論を行った。わが国が、今後の超高齢・人口減少社会においてもなお、持続的な成長を実現するためには、地域と民間の力の発揮が不可欠である。東京一極集中を是正し新たな国づくりを行う中で、関西からわが国の持続的成長を牽引していくという強い意志を共有し、以下のとおり宣言する。

  1. わが国は、持続的な成長を実現するため、各地域が強みを発揮し地方創生を実現すると同時に、グローバルな地域間競争を勝ち抜くための強力な成長エンジンとして、核となるべき三大都市圏が連携・一体化した「複眼型スーパー・メガリージョン」を形成する必要がある。関西は、首都圏に並び立つ「極」の1つとなり、これを力強く牽引していく。
  2. 各地域は、産学官連携の下、独自の価値観や強みを活かした成長戦略を策定・実行すべきである。持続可能な発展を見据え、地域の特色を活かした付加価値の高い産業の創出・振興、雇用機会の確保、学びの場の提供など、個性溢れる地方大学等が中核的な役割を担い、人材を呼び込み育てる仕組みを構築する必要がある。関西は、多様な産業基盤の集積や豊かな観光資源等の自らの強みを発揮した新たな成長モデルを創出し、わが国の地方創生を主導する。
  3. われわれは、健康・医療分野に関連する企業や大学、高度な科学技術基盤の集積等の強みを活かし、超高齢・人口減少社会に対応した世界最先端の医療技術や予防・未病を含めたサービスを実現することにより、関西ひいては日本の経済発展と国際競争力強化に貢献する。このため、健康・医療産業の発展と健康社会の実現に向けたビジョンを産学官で共有し、その実現に向けて行動することにより、医薬品・医療機器・再生医療等のイノベーション創造、人や企業などが集まる魅力的なまちづくりの推進、健康でいきいきと生活できる人に優しい地域としての成長を目指す。
  4. われわれは、「関西は一つ」との理念の下、関西ブランドを積極的に国内外へ発信し、豊かな観光資源を有機的に結び付けた広域の観光戦略を着実に進めるとともに、その推進組織について検討する。それらの取り組みを通して、アジアに対するゲートウェイとしての関西の地位を確立する。特に、2019~2021年の3大スポーツイベントを関西の中長期的な発展に向けた好機と捉え、持続性の高い取組みを実行する。また、MICE・IRは、関西全体の活性化に資するものとして、負の側面への対応を含め、誘致に向けた検討を進める。
  5. 企業は、持続的成長の主たる担い手として、変容する国内外の市場での競争を勝ち抜くために、自らの企業価値向上に努めなければならない。われわれは、自らが強いリーダーシップを発揮し、経営の主軸となる企業理念や価値観を確立し浸透させるとともに、それらを実践することにより社会的・経済的価値を創出し続ける。また、次世代を担う核人材の育成に努めるとともに、女性や若者、外国人など多様な人材が活躍できる環境の整備や、多様性を受容する企業風土・意識の改革に主体的に取り組む。
  6. 上記を推進するため、政府には、成長戦略の実行の加速と財政再建の両立を求める。特区の拡充を含む大胆な規制改革など、地域や企業の持つ強みや創意工夫を最大限に活かすための政策の実行はもとより、経済活動の基盤となる安定かつ低廉な電力供給の確保に向け、安全性が確認された原子力発電所の早期再稼働を強く要望する。また、東京一極集中の是正および国土強靭化の観点から、リニア中央新幹線を国家プロジェクトと位置づけ、全線同時開業に向けた取組みの強力な後押しを求める。加えて、関西の持続的成長を支える基盤となる、北陸新幹線の大阪への延伸、高速道路のミッシングリンク解消をはじめとした、域内の陸・海・空の交通・物流インフラの整備についても力強い後押しを求める。

以上