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私達の取り組み
ザ・シンフォニーホール視察 ~世界で活躍する若手アーティストの演奏と想いを聴く~
2024年3月18日
大阪・関西の文化力向上

ザ・シンフォニーホール視察 ~世界で活躍する若手アーティストの演奏と想いを聴く~

文化・芸術の力委員会(委員長=浮舟邦彦 滋慶学園 理事長)では、3月18日、6回目となるザ・シンフォニーホール視察を実施。参加者約150名は、浮舟委員長の基調講演後、世界で活躍する若手アーティスト3名の迫力ある演奏や対話等を通して、リアルならではの音楽の力を体感しました。

 

ザ・シンフォニーホール 総監 浮舟邦彦氏

ザ・シンフォニーホールは、朝比奈隆氏の提唱で、1982年に日本初のクラシック専用ホールとして開館。ウィーン学友協会ホールを参考に<残響2秒>にこだわり、本格的なパイプオルガンを有する。2012年より運営継承。「未来への文化資産」として安定経営を目指し取り組んでいる。

(株)ジャパン・アーツ 代表取締役社長 二瓶純一氏

当社は1976年設立。海外アーティストの招聘や日本人アーティストのマネジメント、コンサートを行う。音楽ビジネスでは、アーティストの意向と聴衆の好み、芸術的な成功と事業としての成功のバランスが肝要。中国や韓国ではチケット代・ギャラが上昇、日本はアジアの中で危機的な状況にある。経済力とその循環の中で文化力は向上していく。

ピアニスト 金子三勇士氏

19世紀の作曲家、フランツ・リストは、「音楽家として人々に何をするべきか」考えていた。当時も戦争・伝染病・自然災害があった中、人々に音楽を届けるコンサートツアーや災害チャリティコンサートを最初に行ったのが彼である。私も音楽家として、今のような時代だからこそ、五感に響く音楽を一人でも多くの方に届けたい。

チェリスト 伊藤悠貴氏

ここ20年、ラフマニノフを研究しながら活動している。ピアノやオーケストラの印象の強い彼だが、実はチェロを愛した。チェロは人の声に近い音域をもつ楽器で、その人なりの音色を作れるのが魅力。チェロのための編曲にも取り組んでいる。今後も作曲家をより深く知り、魅力を感じていただける演奏をしていきたい。

オルガニスト 冨田一樹氏

私は作曲家の視点で演奏に取り組んでいる。バッハは有名なオルガニストで、パイプオルガン各々の個性を引き出す音楽を目指した。当ホールのパイプオルガンは輝かしい音色が特徴。足鍵盤の音色は力強く深みがある。3,732本のパイプを使い分けたカラフルな音楽をお楽しみいただきたい。


■司会

ザ・シンフォニーホール 取締役/ゼネラルマネージャー/音楽総監督 喜多弘悦氏

■演奏

金子三勇士氏
ショパン「英雄ポロネーズ」
リスト「愛の夢」
リスト「ラ・カンパネラ」

伊藤悠貴氏
ラフマニノフ「無伴奏チェロのためのリート」

伊藤悠貴氏 & 金子三勇士氏
エルガー「愛の挨拶」
ポッパー「ハンガリー狂詩曲」

冨田一樹氏
バッハ「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」
ロイド・ウェバー「The Phantom of the Opera」