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私達の取り組み
ヘラルボニー 代表取締役 Co-CEO 松田崇弥氏 講演会「アート×ビジネス×社会 ―境界を越えるHERALBONYの挑戦―」を開催
2025年9月17日
大阪・関西の文化力向上

ヘラルボニー 代表取締役 Co-CEO 松田崇弥氏 講演会「アート×ビジネス×社会 ―境界を越えるHERALBONYの挑戦―」を開催

文化・芸術の力委員会(委員長=久保行央 トヨタモビリティ新大阪 代表取締役社長)では、9月17日、(株)ヘラルボニー 代表取締役 Co-CEO 松田崇弥氏を講師に迎え、講演会を開催。「アート×ビジネス×社会 ―境界を越えるHERALBONYの挑戦―」をテーマにお話を伺いました。


(株)ヘラルボニー 代表取締役 Co-CEO 松田崇弥氏

ヘラルボニーは「異彩を、放て」をミッションに掲げ、障害のある人たちが描いたアートを展開する会社だ。24歳の頃、知的障害のある人たちのアートを見て衝撃を受けた。重度の知的障害を伴う自閉症の兄を持つ経験から、もし兄がアーティストならどう経済合流できるかを考え、補助金に依存しない株式会社の形を模索した。現在、IPライセンスの形で、作家や家族の許諾を得て2000点以上の作品のIPを管理し、パートナー企業と企画・仲介し、作家にライセンス使用料を渡している。事業はBtoCとBtoBを展開し、アパレルや原画販売のほか、JALのアメニティや紙コップ、Nikonカメラ、東京駅、トヨタ、大阪・関西万博関連ではパナソニックのペロブスカイト太陽電池、大林組のウーマンズパビリオンサイトウェア(現場作業服)、「静けさの森」など多彩な共創を実現してきた。

場所や見せ方、伝え方には大きな価値が宿る。東京では銀座、関西では阪急百貨店など象徴的な舞台で発信。阪急うめだ祝祭広場での展示は大きな反響を呼び、当事者や家族に誇りを与え、同店のサステナビリティ企画で売上目標を初めて達成した事例にもなった。盛岡市との取り組み、アートホテルやブランド旗艦店「ISAIPARK」も注目を集めている。企業向け研修プログラムも高評価を得ている。

グローバルでは、フランスでアール・ブリュットを牽引するクリスチャン・バースト氏との出会いを契機に、世界への挑戦を決意。国内外の作家から作品を募る国際アートプライズ「HERALBONY Art Prize」を主催し、今では65ヶ国から応募が届く。LVMH INNOVATION AWARD 2024を受賞後、LVMHのオフィスの一角でヨーロッパ拠点を設立し、10月にはパリ・ファッションウィークにも初参加する。新たに、グローバルタグライン「Beyond Labels」を掲げ、「障害」という言葉をあえて消している。「ヘラルボニー」が、将来的には「いろんな人が参加できる」というイメージになればと考えている。私たちは、作家とともに、世界の人権感覚を前に進めるブランドになる。