
2025年9月2日
日本の安全保障の確保
安全保障委員会 「第21回大韓民国訪問団」
安全保障委員会は、9月2日~4日まで、大韓民国訪問団を派遣しました。当会では2000年よりほぼ毎年、ソウルを訪問し、政府要人や幹部らと北朝鮮問題、日韓関係、東アジア情勢などについて議論を重ねています。今回は日韓国交正常化60周年を迎えたなかでの訪問となりました。
訪問団には、杉野利幸 安全保障委員会委員長(三紀ホールディングス 代表取締役社長)、藤岡ゆか 委員長代行(藤岡金属 代表取締役社長)、永井靖二・三笠裕司 両代表幹事、蔭山秀一 元代表幹事ら17名が参加しました。現地では、外交部、統一部、統一研究院、国立外交院などのほか、鄭東泳 統一部長官、申珏秀 元駐日大使、朴喆熙 前駐日大使、尹星駿 韓日親善協会顧問との意見交換を行ないました。また、韓国の経済団体である、韓国経済人協会、ならびに韓国貿易協会(MOU締結先)を訪問し、交流を深めました。
韓国では今年6月に李在明政権が発足しました。8月下旬には、日韓首脳会談、米韓首脳会談が立て続けに行なわれ、日米韓の協力強化に向けた動きが加速しています。その一方で9月3日、中朝露3首脳が北京に揃い、結束を強調しています。現地での意見交換では、こうした出来事が東アジアにもたらす影響を学びつつ、我が国が何をすべきか理解を深めました。
今回の訪韓は、李政権下においても、日韓関係が引き続き未来志向で安定的に発展していくことへの期待が高まる機会となりました。この関係を後押しすべく、当会は今後も訪問団を継続する方針です。