私達の取り組み
第21回ボストン・シンポジウムを開催
2013年11月23日
ハーバード大学など海外との交流

第21回ボストン・シンポジウムを開催

2013年11月16日~23日 第21回ボストン・シンポジウム開催

日米同盟、TPP、日中、日韓関係などを活発に議論

 本会は、2013年11月16日(土)~23日(土)まで、米国(ボストン、ワシントンD.C.、ピッツバーグ)に訪問団を派遣し、11月18日には「激動する世界における日米の成長、交易、安全保障」をテーマに第21回ボストン・シンポジウムをハーバード大学、ボストン日本協会と共催した。代表団には鳥井信吾・加藤貞男両代表幹事をはじめ、中野健二郎元代表幹事、佐藤潤、齊藤行巨の各常任幹事、アドバイザーとして坂元一哉大阪大学大学院法学研究科教授が同行し、総勢36名が参加した。

 ハーバード大学側からは、デイビッド・エルウッドケネディ行政大学院学院長、エズラ・ボーゲル名誉教授、ロジャー・ポーター教授、ワイト・パーキンス教授、リチャード・クーパー教授、ロバート・ローレンス教授、フジヒラ・シンジュ氏、ライアン・エリス氏、アーノルド・ホーウィット教授らが参加した。また、ボストン日本協会からは、ウィリアム・ハント理事長らが参加した。

 シンポジウムでは、午前の全体討議では「中国リスクと今後の向き合い方」をテーマに、午後は、経済政策と安全保障政策の2つのグループに分かれて討議を行った。経済政策グループは「製造業の再生・イノベーション」と「日米にとってのTPP」をテーマに、安全保障政策グループは、「アメリカの世界戦略と日米同盟」、「非軍事的な脅威への対策」をテーマに議論を行った。

 シンポジウムの翌日には、在ボストン日本国総領事館の武藤顕総領事を訪問。ワシントンD.C.では、在アメリカ合衆国日本国大使館の泉裕泰次席大使ら幹部の方々との懇談、スザンヌ・バサラ米日カウンシル副会長、コリーン・ハナブサ米国民主党(ハワイ州)下院議員との懇談、戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン上級副所長との懇談を行い、米国におけるTPPや対中政策さらには日本の国際社会における位置づけなどについて認識を深めた。また、国家サイバーセキュリティ通信統合センター(NCCIC)への視察、米国国務省のダニエル・ラッセル次官補、ジェームズ・ズムワルト次官補代理との懇談、現地日系新聞記者らとの懇談などを行い、安倍政権に対する米国の評価や米国の安全保障に対する取り組みなどについて認識を深めた。ピッツバーグでは、ガス埋蔵量が世界第2位のマーセラスシェール掘削現場を視察し、シェールガス革命が米国や世界経済に及ぼすインパクトについて認識を深めた。