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第70回西日本経済同友会大会 今治で開催
2012年10月19日
各地経済同友会との連携

第70回西日本経済同友会大会 今治で開催

 第70回西日本経済同友会大会(西日本18地区経済同友会共催)が2012年10月19・20日、「大転換期の時代―ニッポン再構築 ~新たなモノづくりが未来を拓く~」をテーマに、愛媛県今治市で開催された。本会からの41名をはじめ、西日本各地より総勢450名が参加、意見を交わした。

 愛媛経済同友会の鈴木欽次郎代表幹事の開会挨拶の後、大林剛郎代表幹事が議長団を代表して、問題提起。続いて、川村隆 日立製作所会長が「私の経営理念」をテーマに基調講演。研究開発では日本にはまだまだ競争力がある、産学連携を強化すること、製品化の速度を上げることがモノづくりでグローバル競争に打ち勝つ鍵になると述べた。

 コーヒーブレイクをはさみ、大沢一彦 日本食研ホールディングス会長、青木豊彦 アオキ社長、石島辰太郎 産業技術大学院大学学長をパネリストに招き、鳥井信吾代表幹事のコーディネーターの下、パネルディスカッションを展開。更に参加者との質疑応答を活発に行った。「グローバルな視点を常に持つ」「明確な個性が会社や製品の価値を高める」「儲かる価格を付けて販売する営業力を築く」「誇りを持つ社員がいる会社は成長する」など、経営の見直し、人材育成の重要性を指摘する意見が相次いだ。

 最後に愛媛経済同友会の森一哉代表幹事が、「技術力に加え、日本人の感性・気質も生かした、『モノ』と『モノの全てを取り巻く概念を形にしていく力』、すなわち広い意味での『デザイン力』が日本の未来を拓く鍵となる」と指摘、異質なものを受け入れ、そこから新しい価値、次なる手を生み出していこう、と訴える大会共同見解を発表、盛会のうちに幕を閉じた。次回は、来年10月18日(金)・19日(土)に徳島で開催する。