代表幹事コメント

『経済財政運営と改革の基本方針 2022』の閣議決定について

2022.06.07update

一般社団法人 関西経済同友会
代 表 幹 事  生駒 京子

  • 本日、『経済財政運営と改革の基本方針 2022 (骨太方針2022)』が閣議決定された。
  • 我が国の経済社会システムをより強靭で持続可能なものに変革するために、「人への投資」、「科学技術・イノベーションへの投資」、「スタートアップへの投資」、「GXへの投資」、「DXへの投資」の5つを重点分野と位置付けたことについて賛同する。
  • GX、DXは世界の不可逆的な潮流である。流れに逆らえば国際競争の中で淘汰されるとの危機感を持ち、お題目とせず、変革に本気で取り組み、新たな価値創造の機会とせねばならない。令和5年度予算編成過程において、より「骨太」な議論が行われることを期待する。
  • プライマリーバランス達成目標年度の記述がなくなり、後ろ倒しもあり得るとの姿勢が滲む。我が国においては、リーマンショック以降、100兆円規模の一般会計歳出が常態化し、財政赤字を積み上げてきた。加えて、コロナ禍での政府支出増大により財政は厳しさを増している。まずは経済再生を優先すべきであることは理解できるが、財政再建の先送りを繰り返すリスクから目を背けてはならない。
  • EBPM(エビデンスに基づく政策立案)による効果的・効率的な支出(ワイズスペンディング)の徹底が明記された。予算編成において目的と手段の合理性を科学的・論理的に精査することはもとより、途中・事後における検証を徹底していただきたい。また、第三者や後世による検証を前提に、行政文書・証憑書類の保存管理・情報公開を徹底し、透明性を確保していただきたい。
  • 我が国には、人口減少、女性活躍、東京一極集中の是正、地方創生など、長年重要とされながら、一向に解消に至らない課題が山積している。先送りを繰り返していては、我が国の未来はない。本気で解決に取り組むためにも、過年度の政策を検証するとともに、「骨太方針」のあり方についても、改めて問い直すべきではないか。

以上

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