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代表幹事コメント

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の「ハリー・ポッター」エリアのオープンについて

2014.07.15update

一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 加藤 貞男

本日、USJに「ハリー・ポッター」を題材にした新エリアがオープンした。映画「ハリー・ポッター」シリーズは、全世界興行収入が8作品合計で7,000億円を超える大ヒット作品であり、「ハリー・ポッター」エリアはユニバーサル・スタジオ・フロリダに次ぎ世界で二か所目となる。大阪・関西に新たな魅力が加わったことを心から歓迎したい。

大阪・関西を代表する観光スポットとして、グランフロント大阪は開業後1年間の来場者数が5,300万人となり、あべのハルカスは今年3月の全面開業後から5月末までの来場者数が1,124万人となった。これらの観光スポットに「ハリー・ポッター」エリアが連続して組み合わさることで、大阪・関西の活性化にこれまでにない相乗効果が期待できる。

また、昨年4月に大阪府・市と経済界が出資して大阪観光局が発足したが、海外で大阪を紹介するキャンペーンなどが奏功し、昨年の来阪外国人旅行者数が262万人と過去最高となった。昨年度の関西国際空港の外国人旅客数も496万人と開港以来最多を記録しており、インバウンドの拡大に向けて、大阪・関西の果たすべき役割は益々大きくなっている。

政府は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に、訪日外国人旅行者を2,000万人に増やす目標を掲げている。今回のオリンピック・パラリンピックを東京だけの単発のイベントで終わらせず、ラグビーワールドカップ2019や関西ワールドマスターズゲームズ2021等の国際的スポーツイベントも含め、連続した一体的な取り組みにすることで相乗効果を生み、大阪・関西の活性化ならびにインバウンドの拡大につながることを期待したい。

経済界としても、引き続き政府・自治体と協力し、様々な取り組みを進めていきたい。

以上