万博閉幕1カ月前にあたり
~「関西らしい発展」に向けて~
2025.09.13update
- 大阪・関西万博閉幕まで、残すところあと1カ月となった。開幕前は、イベントの盛り上がりや来場者数を不安視する声が多かったが、いざ開幕すると、充実したパビリオン、大屋根リング等が話題となり、来場者数は日を追うごとに増加し、大盛況となっている。
- これは、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会を始め、関係者の方々が日々運営面の改善に全力で取り組まれてきた成果であり、改めて感謝申し上げたい。
- 万博開催を機に、将来の産業基盤の種となる様々な実証実験や協業取組が活発になされている。今後重要となることはこれらの「実装」と「実行」、すなわち関西らしい産業として定着させることである。そのためには、資源(人・資金)の確保が求められ、必要な実証実験を継続する場や、規制緩和・ルールメイクも必要となる。今回の万博における取組を一過性のものとせず、産官学が一体となって環境整備を推進し、継続して頂きたい。
- 関西らしい将来の発展に向け、関西経済が成長の種を着実に育てるとともに、万博を契機に若者世代が世界の人々と交流を深め、持続可能な社会の実現に繋がっていくことを期待したい。
以上
一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 永井 靖二
代表幹事 三笠 裕司