代表幹事コメント

参議院議員通常選挙の公示について

2016.06.22update

一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 鈴木 博之

今回の参議院選挙においては、次世代を見据え、若者が将来に希望を持てる社会づくりに向けた内容の濃い政策論争が展開されることを望む。

各政党は、実効性のある成長戦略の推進に向け、具体的な政策のみならず各政策の優先順位や財源の確保についても、明示してもらいたい。また、与野党の公約として消費税率引き上げの再延期が表明されたが、社会保障費の財源問題など財政再建に向けた見通しは、ますます不透明さを増している。次世代へ禍根を残さないためにも、経済成長と財政再建の両立に向けた道筋を具体的に示してもらいたい。

なお、本選挙は、18・19歳の若者の主体的な政治参加の促進、気運醸成に向け、重要な試金石となる。初めて投票する若者にもわかりやすく、政治参加の意義を実感できる選挙とすべきである。そして、現状の閉塞感を打ち破るため、若き一票が政治を変えることを期待したい。

以上