代表幹事コメント

外国人観光客の受け入れ再開を受けて

2022.06.10update

一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 角元 敬治

  • 本日、観光目的の外国人の新規入国が2年2か月ぶりに再開された。わが国、とりわけ関西経済の本格的な回復を展望するうえで、インバウンド需要の復活は重要な要素である。添乗員同行の団体客に限定されるなどの制限はあるものの、ビジネス客を含む国際的な人の往来の活発化に向けた着実な前進であると評価する。
  • 世界は、感染症の拡大を抑えつつ社会経済活動の継続・拡大を図る「出口戦略」を模索し始めている。わが国政府においても、先行する諸外国の事例を参考にしつつ、科学的エビデンスに基づくわが国の「出口戦略」を早急に示していただきたい。
  • 関西の持続的発展には、観光のみならず商用往来・交流の促進による海外との結びつきの強化が欠かせない。2025年に開催する大阪・関西万博は、そのスプリングボードである。当会としても、積極的に海外に向けて関西の魅力を発信するなど、国際社会における関西のプレゼンス向上に貢献していく。

以上