代表幹事コメント

平成30年度政府予算案の閣議決定について

2017.12.22update

代表幹事 黒 田 章 裕

〇本日、平成30年度の政府予算案が閣議決定された。一般会計の総額は97.7兆円と、前年度当初予算(97.5兆円)を上回り、6年連続で過去最大となった。

〇基礎的財政収支(PB)は2年ぶりに小幅改善したものの、これは景気回復を背景とした税収の増加によるものであり、PB黒字化に向けた政府の強い意思は感じられない。

〇財政規律を確保し、景気回復による税収増のみに頼る財政運営から脱却するためには、政府の責任の明確化と予算・実績の透明性を高める必要がある。抜本的な歳出改革の実現に向け、歳出総額を抑制する法的枠組みの構築ならびに財政を監視する独立機関の設置を求める。

以上