代表幹事コメント

第二京阪道路開通について

2010.03.20update

社団法人関西経済同友会
代表幹事 山中 諄

本日、第二京阪道路が開通した。
大阪・京都間の交通・物流ネットワークの利便性向上とともに、救急や災害時の対応、関西国際空港へのアクセスの改善など、今回の開通の効果は広域かつ多方面にわたるものであり、関西経済の活性化の一翼を担うものと歓迎したい。

関西は、三空港や阪神港、高速道路網など、多様な交通・物流インフラを擁している。それらの効果的かつ効率的な連携が、地域の活性化につながるのだが、ミッシングリンクの存在が活性化効果を著しく低減している。政府は「コンクリートから人へ」の方針を打ち出し、公共事業の絞り込みを進めているが、経済活性化のために必要な交通・物流インフラについては、国家戦略として積極的に整備を図っていくべきである。まずは、今回の開通に留まることなくミッシングリンクの早期解消の実現が求められる。

以上