代表幹事コメント

第3次安倍改造内閣の発足について

2015.10.07update

一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 村尾 和俊

今回の内閣改造では、アベノミクスを支えてきた主要閣僚を留任させ、安倍首相が掲げる「経済最優先」の政策運営を行う体制が整えられたものとして期待している。今後、長期安定政権の下、政府及び与党の力を結集し、次世代への貢献につながる、中長期的な課題の解決にも取り組んでいただきたい。

まずは、アベノミクス第2ステージとして示された「新三本の矢」の具体化と早期着手を期待したい。その際、岩盤規制の改革、地方創生や新産業創出などの成長戦略を加速させ、経済活性化を実現していただきたい。併せて、財政健全化に関し、税と社会保障の一体改革を中心に、国民に痛みを伴う改革にも取り組んでいただきたい。

さらには、外交・安全保障政策に関し、先に成立した平和安全法制の実効を担保するための各種整備を進めるとともに、今回の法整備の趣旨について、日本国民ならび周辺諸国への丁寧な説明を求めたい。

以上