代表幹事コメント

第3次野田改造内閣発足にあたって

2012.10.01update

一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 大林 剛郎

本日第3次野田改造内閣が発足した。主要閣僚にベテランを配した手堅い体制である。新内閣には、閣僚が各々の政策課題を着実に実行し、野田首相を中心とする本来の政治主導を実現することを期待する。

野田政権は自民党時代から懸案の消費税増税に道筋をつける実績をあげた。一方、国会の定数是正、社会保障と税の一体改革、TPPを含めた成長戦略、エネルギー政策、といった課題を先送りし、安全保障や外交では経験不足を露呈した。これまでの民主党政治は、確実に国益を蝕んでいる。

民主党は、国民に対して十分な説明責任を果たしたうえで、今回を最後のチャンスと捉え、速やかに諸課題を解決して欲しい。その方向性を示せない場合には、すぐさま解散し、民意を問うべきである。

以上