第27回参議院議員通常選挙の結果について
2025.07.21update
○今回の参議院議員選挙の結果、自民・公明の2党の議席数は非改選議席と合わせても過半数割れとなった。
○石破政権においては、総理のリーダーシップのもと国内外に山積する課題に対し実行力を発揮し、成長型経済の実現と国民の安心・安全の確保に向けた一つひとつの政策を確実に進めていくことを望む。
○持続的・安定的な物価上昇とそれを上回る賃金上昇の定着を図るため、引き続き機動的な政策発動が必要である。また、新産業の育成に資する労働市場改革や規制緩和、全世代型社会保障に向けた税と社会保障の一体改革など、構造改革への取組みを先送りすることはできない。衆参両院において与野党を越えた政策本位の議論を遅滞なく進めるとともに、財源の裏付けを明確にし、財政健全化への道筋もしっかりと描いていただきたい。
○今選挙で当選された議員は、良識の府である参議院の議員として6年間の任期を務められる。これからを担う若者たちが明るい希望を抱けるよう、わが国の未来を形づくる長期的で基本的な政策課題に真摯に取り組み、国民の負託に応えることを強く期待する。
以上
一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 永井 靖二