代表幹事コメント

自由民主党総裁選挙について

2021.09.29update

一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事   古市 健

  • 本日、自由民主党総裁選挙にて岸田文雄氏が新総裁に選出され、第100代内閣総理大臣に就任する見込みとなった。「国民の声を聞く政治」を標榜する新総裁に大いに期待する。自身の掲げる「成長と分配の好循環」を通じて、格差を是正し、国民一人ひとりが豊かさを実感できる国づくりをお願いしたい。
  • 岸田新総裁の足元の最優先課題は、言うまでもなく新型コロナウイルス感染症対策と経済の立て直しであろう。これまでのコロナ対策の総括を行った上で、国民への丁寧な説明を通じ、効果的な対策を実行して貰いたい。
  • 併せて、アフターコロナも見据え、我が国のサステナブルな成長・発展に向けた政策推進をお願いしたい。コロナ禍以前から、DX、地球温暖化、未来を担う子ども・子育て世代支援など、課題は山積している。これら構造的課題への適切な対応を通じ、我が国の成長を促す変革に繋げていかなければならない。2025年の大阪・関西万博は、その変革を加速させる絶好の機会となる国家イベントであり、引き続き成功に向けた強力な支援をお願いしたい。
  • 足元ではコロナ対策のために一定の財政出動が必要となるが、財政健全化は積年の課題である。次世代にツケを残さぬためにもその歩みを止めてはならない。新総裁には、財政健全化に向けたリーダーシップを発揮して頂きたい。

以上

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