代表幹事コメント

韓国大統領選挙結果について

2012.12.20update

一般社団法人 関西経済同友会
代表幹事 大林 剛郎

韓国大統領選挙が行われ、与党セヌリ党から立候補した朴 槿恵(パク・クンヘ)氏が接戦の末に勝利し、第18代韓国大統領に選出された。韓国初の女性大統領としての今後の活躍に大いに期待したい。

関西経済同友会は、2000年以来11回にわたり韓国に訪問団を派遣し、日本の経済団体としては唯一、安全保障問題を中心に政府要人との意見交換を通じ交流を深めてきた。

その間に市民レベルの交流と相互理解は幅広く進み、日韓交流に後戻りの心配はなくなった。一方で政府レベルでの人脈パイプは弱くなっており、外交上の問題解決力が低下していることに危機感を感じている。

新大統領は、内政・外交の両面で難しい舵取りが迫られるものと予想されるが、日本が「重要な友好国」であることを再認識していただきたい。東アジア各国で新政権が発足したが、その関係の先行きは不透明である。特に北朝鮮という地域の不安定要因が存在するので、日米韓協力体制を基軸とした大局的な観点から日韓関係の改善をすすめてもらいたい。

以上