対馬・釜山視察:国境を越えた資源循環の社会実装と「対馬モデル」の進化を目指して活発に意見交換
サーキュラーエコノミー委員会は、3月17日~19日、対馬・釜山視察を実施しました。
本視察は、地域循環型・国際連携型サーキュラーエコノミーの最新動向を調査し、今後の企業の取組や行動変容、政策提言につなげることを目指すもので、道岡俊浩 サーキュラーエコノミー委員会委員長(三井住友銀行 代表取締役副頭取執行役員)、永井靖二・三笠裕司両代表幹事ら37名が参加しました。
本会では2021年以降、毎年対馬を訪問しており、5回目となる今回は、対馬と歴史的・地理的に深い関係を有する韓国の釜山、蔚山を訪れ、その後、高速船で海を越えて対馬に渡りました。
SKケミカル リサイクルイノベーションセンター
1日目は、韓国のケミカルリサイクル先進企業であるSKケミカルを訪問し、2026年2月に稼働したばかりのリサイクルイノベーションセンターを視察。意見交換では、韓国における循環経済政策の進展や、リサイクル材使用義務化の動きが企業活動を後押ししている状況を聞き、海洋プラごみ問題の解決に向けた日韓協力の可能性など、持続可能な未来への共創を考える有意義な時間となりました。
海岸視察、対馬市・IVUSA・環境省との合同ビーチクリーンアップ(於:井口浜)
2日目は対馬に渡り、対馬市関係者に加えて、環境省でプラスチック汚染に関する条約策定に向けた政府間交渉委員会(INC)日本政府代表団の交渉事務を担うメンバーや、日本最大級の学生ボランティア団体IVUSAらと共に海岸清掃を実施。雨の合間をぬいながらの作業で、限られた時間ではあったものの、参加者は海洋プラごみ問題の深刻さを痛感しました。
対馬市・ブルーオーシャン対馬・IVUSA・環境省とのランチミーティング
午後は、2050年「サステナブルアイランド化」実現を目指す対馬市の取組を聞き、万博でのつながりも活かした「対馬モデル(循環経済モデル)」のさらなる進化に向けて、2028年国連海洋会議も見据え、活発に意見交換を行いました。
対馬クリーンセンター中部中継所
同施設では、海洋ごみ等の再資源化、対馬モデルの実証の最新状況を見学。2026年3月に導入されたばかりの流木の加炭材製造機や、発泡スチロールの減容機による処理プロセスを確認し、海洋ごみのリサイクル率向上に向けた実証の動きを調査しました。
対馬サステナブルアイランドセンター候補地
オプション(延泊)参加者は、ポスト万博の拠点形成として、2027年度以降の運用を目指す「対馬サステナブルアイランドセンター」候補地(旧乙宮小学校)を視察しました。大阪・関西万博のレガシーを最大限に活かし、産官学民共創によって世界最先端のサステナブルアイランドを目指す構想について、ブルーオーシャン・イニシアチブの担当者らと意見を交わしました。








