提言・アピール

「いのち輝く都市」を共創するKANSAIへ

2021.04.09update

一般社団法人関西経済同友会
KANSAI未来都市委員会

関西経済同友会 KANSAI未来都市委員会(委員長=宮川正 大阪ガス 代表取締役 副社長執行役員)は、提言「「いのち輝く都市」を共創するKANSAIへ」を取り纏めました。

1.概要
当委員会は、2050年のKANSAIの未来都市像について検討を進めてきた。今回はその中で特に、2025年大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」という理念が、コロナ以前より深い意味を持つという問題意識から、2050年の世界でKANSAIに求められる都市像は、「命」の尊厳を尊重し、非連続的なテクノロジーを梃にして、世界の共通課題を克服した新たな社会を共創する「いのち輝く都市」とした。具体的には、「KANSAIの未来への資源」を整理し、KANSAIが強みを持つ高度医療や多様な産業が関連する次世代のヘルスケア分野を切り口に、技術や産業群を分析し、「今なすべき必要な提言」を行う。

2.提言
【1】「いのち輝く都市」を世界に宣言し、KANSAIのトランスフォームを促進
 ①2050年の世界から導かれたKANSAI未来都市像として「いのち輝く都市」を宣言する【行政】
 ②「いのち輝く」というキーメッセージを中長期的な政策や活動(産業振興、街づくり、経済団体
  での議論、企業の長期投資)にビルト・インし、「いのち輝く都市」へKANSAIをトランスフォ
  ーム【行政・経済界・アカデミア】

【2】大阪・関西万博を契機としたロードマップ(医療・ヘルスケア分野)の作成・公表
 ①医療・ヘルスケア分野を軸に、いのち輝く医療・ヘルスケア先端都市の共創に向けて、技術、人
  間、哲学の研究ロードマップの作成・公表(技術開発だけではなく、テクノロジーの実装段階に
  おける生命倫理、個人の権利、幸福観の研究や議論も対象にする)
  【行政・経済界・アカデミア】

【3】高度医療を創造するネットワークの確立
 ①世界的な研究者や大学のコア人材が連携するネットワークの形成【行政・アカデミア】
 ②大学・研究機関の知財を製品化・産業化につなげるベンチャー育成支援
  【行政・経済界・アカデミア】
 ③高度医療分野ごとの製品化、産業化のネットワークの確立【行政・経済界】

【4】次世代のヘルスケア分野での社会・人への実証・実装                                      
 ①産学官民が連携できる実証・実装フィールドを整備し、実証・実装を通じて次世代のヘルスケア
  分野の産業化と「いのち輝く」というキーメッセージの住民との共有を図る【行政】
 ②実証・実装での多様なプレイヤー(海外企業、ベンチャー、スタートアップなど)の参画推進
  【行政、経済界】

                                           以上

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