• Home
  • 提言・アピール
  • 【報告書】グローバル・ベンチャーエコシステム委員会 2022年度 活動報告書
提言・アピール

【報告書】グローバル・ベンチャーエコシステム委員会 2022年度 活動報告書

2023.04.25update

一般社団法人関西経済同友会
グローバル・ベンチャーエコシステム委員会

関西経済同友会 グローバル・ベンチャーエコシステム委員会(委員長=鈴木善久 伊藤忠商事 専務理事)は、2022年度の活動報告書を取り纏めました。(概要は以下の通り)

1.今年度活動の特徴
当委員会では今年度、大きく「スーパーえこひいき」「コラボレーション」「壁打ち」 の3つの活動を行いました。
「スーパーえこひいき」
特定有望ベンチャーのスケールアップと成長に向けた支援として以下の5社を選定しました。
 ・株式会社笑美面 (「高齢者住宅探しのプロ」による紹介サービス)
 ・株式会社アロマジョイン (世界初のデジタル香りコントロール装置を開発)
 ・株式会社ロスゼロ (フードシェアリングによる食品ロス・SDGsの実践)
 ・株式会社With Midwife (助産師ネットワークを軸に法人向け従業員支援プログラムなどを展開)
 ・Symbiobe株式会社 (海洋性光合成細菌を用い二酸化炭素・窒素を固定しバイオマテリアルを生産)

「コラボレーション」
当会 中堅企業委員会との共催によるピッチイベントのほか、日本スタートアップ支援協会(JSSA)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)大阪イノベーションハブ(OIH)関西イノベーションイニシアティブ(KSII)QUINTBRIDGE(NTT西日本のオープンイノベーション施設)などとのコラボイベントを実施。また、関西経済連合会京都経済同友会神戸経済同友会仙台経済同友会などとも引き続き連携しました。

「壁打ち」
ベンチャー企業などのピッチに対して、 既存企業側の経営者や担当者が 各見地をもとにアドバイスし、ビジネスモデルなどを磨き上げる 取り組み。大阪公立大学で起業を志す学生やQUINTBRIDGEに入居するベンチャー企業などに対して実施しました。

2.今年度活動の成果
今年度は計21回に及ぶ活動を行った結果、ピッチでの登壇者27社、述べ参加者数約1,060名、個別会話数42件となりました。エンファムと南海電気鉄道Intelligence designとNTT西日本、京阪ホールディングスなどによる連携が生まれたほか、PoCや NDA締結などの実績が生まれています。

3.今後の方針
関西におけるベンチャーエコシステムは年々活性化 してきているものの、ユニコーン企業輩出には至っていません。ベンチャー企業がユニコーンや世界にインパクトを与える企業となるためには、国内市場に留まらずグローバルな視点と成長が必要不可欠です。このため、関西のベンチャー企業の目を海外に向けさせるだけでなく、海外ベンチャーが日本へ参入し、さらに日本を起点としてグローバル化を推進する両面からのアプローチが必要となります。当委員会では引き続き各機関と連携し、関西発のユニコーン企業やグローバル企業の創出を目指した取り組みを継続します。


報告書ではこのほか、委員会活動の詳細や成果、関西のエコシステムに関連する2022年度のトピックスなどを記載しております。詳しくは以下をご覧ください。

以上

提言・アピール

2022年度 活動報告書